ファイバーセキュリティシステム
外周警戒ソリューション
ファイバーセキュリティシステム
検知・監視・出動 ー
長距離センシングの光ファイバーケーブルと連動監視で、
不審者侵入時の即時対応を実現
外周フェンスに敷設した光ファイバーケーブルが、よじ登りによるフェンスの振動で侵入者を検知します。 監視センターにて侵入エリアをマップで、そして連動させた監視カメラシステムが侵入エリアを自動で映すため映像でも確認ができます。その情報をもとに警備員は出動できるため、高効率、かつ確実なオペレーションをサポートします。
光ファイバーケーブルのメリット
侵入者検知のためのセンサーの役割を担う、光ファイバーケーブルを使用するメリットです。
- 1台の制御装置/中継機なしで、最長80kmの距離を1本のケーブルで警戒可能
- 中継機を必要としないため、外周での電源工事が不要
- メタルケーブルと違い、落雷・誘導雷の影響なし
- 敷設する光ファイバーケーブルは、ケーブルタイなどでフェンスに固定するだけの容易な施工性
- 警戒領域の拡張時は、ケーブルを融着して延長するだけで完了
- ケーブル切断時は、融着で復旧可能
- 錆に強く、長い耐久性
圧倒的な探知率を誇るセンシングコントローラ(制御装置)
光ファイバーケーブルを制御するセンシングコントローラは、光ファイバーケーブルが収集するフェンスの振動の信号を、要因が雨風、線路や道路を通行する車両などによるものの場合は除外し、人のよじ登りによる振動のみアラームを発生させます。信号分析能力は非常に優れており、探知率95%以上/誤報率3%以下というデータが、本システムの信頼性の高さを物語っています。
統合管理ソフトウェアCAMSでオペレーション
ファイバーセキュリティシステムは、統合管理ソフトウェアCAMSで運用します。
- 連動した監視カメラシステムなど、複数システムでもわかりやすいGUI
- 警戒エリアの外周を複数のゾーンに区分け設定
- ディスプレイにマップを表示し、侵入エリアを視覚的に通知
- アラーム発生の履歴を保存
- パン・チルト・ズーム型カメラの連動で侵入エリアを自動で監視
- 回転灯やサイレンといった警備機器との連動
- アラーム発生時の、指定されたアドレスへのE-MAILでの通知機能
- アラーム発生時の、モバイル端末への通知機能
2つのシステム・ラインナップ
ファイバーセキュリティシステムは、警戒エリアの規模で選定できる2つのラインナップを提供しています。
Secure Fence
- 1本の光ファイバーケーブルで、直線で最長40km、環状で最長80kmの敷地外周を警戒
- 敷地外周が相当な長距離であっても、保たれるシステムの一貫性
- 警戒エリアのゾーン設定は無制限
- ±25mの精度で侵入エリアを特定
- 中継機を必要としないため、外周での電源工事が不要
Secure Point
- 1本の光ファイバーケーブルで、500mの敷地外周を警戒
- 2セットまでシステム統合が可能なため、合計1kmまでの敷地外周を網羅
- センシングコントーラは屋外設置向けフェンスマウント・タイプと、屋内ラックマウント・タイプとラインナップ
- ラックマウント・タイプのセンシングコントローラ使用であれば、外周での電源工事は不要
仕様表
システム | 対象 | ゾーン設定 | 光ファイバー ケーブルタイプ |
センシング部 最大光ファイバー ケーブル長 |
通信部 最大光ファイバー ケーブル長 |
検知精度 | センシング動作温度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Secure Fence | 中~大規模 フェンス(接触) |
無制限 | シングル モード |
40km(直線)、 あるいは80km(環状) |
40km | 場所特定 (25m以内) |
標準:-30℃~+70℃ オプション:-55℃~+85℃ |
Secure Point | 小規模1km以内 フェンス(接触) |
2 | 500m | 10km | ゾーン |